法律の役割とその運用について

法律の役割とその運用について

非嫡出子の2分の1法律規定について

最近法律の違憲判決に基づいて民法の規定が改正になりました。その規定というのは民法900条第4号の規定です。改正前は非嫡出子については嫡出子の相続分の2分の1という規定がなされていました。この規定が憲法に反するとの最高裁の判決があったために規定が改正されたのです。それではなぜ従来のこの法律の規定が憲法に反するとなったのでしょうか。

一般的な感覚からすると非嫡出子というのは結婚していない人の子供だから本当の子供より相続分が少ないのは当たり前だと考える方がいらっしゃるかもしれません。特に女性はそのように考えることも理解できます。実際に過去においては最高裁も憲法に違反していないとの結論を出していました。ただ問題になったのは結婚していない子供といっても様々なケースがあり、父親と同居している場合もあります。このような場合も含めて一律に2分の1にしてよいのかという疑問がありました。しかもそもそも非嫡出子という境遇になったことについて子供自体になんの責任もありません。学会ではかなり昔からこのような批判がありました。そして社会の変化もあり非嫡出子に対して寛容に考えるようになってきました。これらの事情から最高裁判所が違憲判決を出したということなのです。

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